2004/02/09 (月)

名残りの雪

1000人以上の観衆の拍手・・・かすかに遠のくのを感じながら私は「矢来の寒波、大雪は今一度”真っ白い心に返り現在の日本”を考えてみませんか?〜〜そんな想いの雪のように思えてなりません」と挨拶を結びました。

いつも公演終了後は、皆様を出口でお送りします。
今回は研究会なので遠方から貸し切りバスでご来場なさった方々
開催の有無をイライラなさったであろう皆さん、そのお気持ちを
思うと私は心から「本当によくいらして下さいました。どうかお気をつけてお帰りくださいね・・・」とただ感謝の念でした。

たくさんのお便り、アンケートの中から2〜3通だけ掲載します

・学校に来てもらいたい。中学生に見せるにはどうしたらいいで しょう?
・戦争や差別はまさに弱き人びとを痛めつけ犠牲にするというこ とをしっかり伝えてくれました。イラク派遣もしかり。
・20歳の私は今回 歴史を学びなおしたい気持ちで一杯です。 目を背けず”生きること”に真正面から立ち向かいます。

「公演終了後、しばらくぼ〜〜と座席から立てませんでした。故郷の雪もまた舞台効果として良し」と知人の恭子さんから早春の水仙の絵手紙が届きました(写真)

当分私の心に名残の雪は消えそうにありません。




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