2004/02/15 (日)

牽(ひ)かれて (3)

韓国訪問の締めくくりが遅れてしまいました。

娘が初訪問した時「ともかく不夜城のようにイキイキ活力のある所」と興奮気味に言ったのが忘れられませんでした。
ロスでも知り合いが出来たし、日本の文化もかなり解禁状態だし
長年の自分の「韓国観」を確かめる為にも出かけよう。

仁川空港で待っていたセイジンさん。日本の大学、修士迄通ったので日本語は勿論、伝統文化の奥行きまでそれは々お見事。ミュージカルや演劇に関する質問をたくさんしました。私の知らない演出家の続出・・・(不勉強を恥じ入りました)
ヨンドクさんは日本の製菓学校で勉強中。オリエンテーションで鎌倉へいったらしく”鎌倉幕府”のことに興味が出て来たそうです。

二人のオモニは昭和40年代に日本の服飾学園に留学した方。流暢な日本語で「手についた技術で歯を食いしばりどん底から今日の立場を築いた」と淡々と語られました。

今回たくさんの出会いはみんな娘の仕事から広がりました。彼女はお客さんの「美味しい!こんな味、風味、のケーキが食べたかった」この一言を追求しているパテシエ。「ロスアンジェルスにもないものがあるわ!!」とショウウインドーにカメラを(写真)。若者達の自然で飽くことない探究心がともに育っているのを感じました。

でも「私のおじいちゃんは日本人が嫌いだからね!」ある娘さんからの一言は「・・・・やっぱり。そうかもね・・・」と私の心に引っかかりました。

娘に牽かれての旅はそろそろ END。





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