2004/05/01 (土)

支えられてー2−

鉢巻して(おっと、今はバンダナとか)作務衣姿もすっかりおなじみの画家古川ひろしさん。久しぶりに私のライブ姿を間近で描こうと早くからスタンバイして下さってます。自分の魂に触れるものがないと、又その域に自分の心が達するまで絶対に筆を執らない彼を私は密かに 信条=心情画家と思っています。

穂盛文子さんは稽古場で始めてお会いしたビデオ撮影者。子育て前、後は映画関係の仕事をなさっていた方。紹介者は古川先生。プレーンな空間を満州の荒野にしたり、桜島の見える砂浜に見立てたり〜〜ビデオのレンズ越しでの私の一人芝居は彼女の世代にとっては、やはり心情的に重いものがのしかかったかな?

裕子さんは? ええ!!もう片時も時間を無駄にしませんよ。
「ただ今追い込み中」の看板を背中に掛けて疾走中。稽古場でも耳は芝居に 目と手はチケット売り込みの封書に 心はあれこれ全体に〜〜

稽古場点描等してるうち古川先生の一筆が画帳に勢いよくサッーと。気合いがこちらに、のり移りビデオが廻り始めます。
1時間半の稽古が終了。汗したTシャツを取替え中 穂盛さんは「今までにカメラを廻しながらこんなに感動した事がありませんでした」とまっすぐな気持ちを・・・彼女の大きな瞳が潤み始めました。この一言が私をさらに奮い立たせた事はいうまでもありません。

支えられてーーー感謝しながら日々精進あるのみです。




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