2004/06/25 (金)

いきかえりの宿

900年の歴史を持つ山形赤湯温泉の一つ「いきかえりの宿"瀧波"」が今晩の宿泊地。数回泊まりましたが日本の伝統の木造建築の宿、純和風の佇まいは何度訪れてもまさしく「生き返りをさせていただける宿」です。

早朝7時過ぎに宿泊客は大広間へ。民謡が流れるなか畳の間の真ん中では餅つきが粛々かつ楽しく〜〜。
そうです、この宿の名物は 客の目の前でつき立ての”餅”を朝食に出すのです。このおもてなしは大正時代から脈々と受け継がれているとか。

6代目”瀧波”当主がそのいわれを説明している間、先代は広間の奥に毎朝座していらっしゃいます。伝統の重さ、譲り受ける父子鷹(かなり年輩にしても)を見た心地です。

雑煮 納豆 おろし ずんだ あずき きなこ・・・まともに「ハイハイ」と出されるままにつきたての魅力に引っかかろうものなら「もう〜〜動けない!!」
「朝寝朝酒」ならず「早起き早食い餅」はしっかりお腹にくる。

参った!お腹減らしの朝風呂もダメ! これから本番です。

(写真は杵の先に高々とつきたて餅が)




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