2004/06/30 (水)

ご住職と共に

研究所の先生方を囲んだり、父母会で と私の講演も多岐にわたりますが今回のように法話をなさるご住職の前でというのは全く初めてです(もっと正確に言うと聞き手が全部男性という場かな)

話したい事、本当に私がやってきたことを具体例を持ってしか話せない私は 「重度の脳性まひ女性との忘れられない体験」を”自分の語りの原点”としている事、また「中国残留日本人女性との出会いが今日の舞台の根底」という事などを1部に聞いていただきました。ちょうど中国東北地区を訪問した時のスライドも映しながら。

2部はがらりと変化して舞台のハイライトシーンを20分ほど演じました(写真)
曹洞宗東北管区のご住職様は今まで色々な舞台など拝見なさる機会はおありだったのでしょうが こんな形式で間近で聞いて 観るのは珍しかったのか、のめり込み迫ってこられる・・・そんな視線と気迫が伝わってきました。

「3本立てはどれも重かったですね。1つでも十分!」「我々は話のプロですが相手の心に届けるためのいい勉強の機会になりました」忌憚ない感想が懇親会で出されました。

禅の教えは自分を捨てきる事、これは役者にも言えること、捨てて捨てきって結局自分というものを見事に表現する〜〜これを教えられたと後日宮城県徳本寺住職 早坂文明老師からお便りをいただきました。気づかされ教えられたのは私です。 合掌

*早坂文明老師のテレホン法話  рO223−38−1717




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