たくさんのお客様をお見送りした後の手の感触・・・「どうか長生きしてくださいよ。せっかく開拓団の苦しみの中から戴いた命ですからね」と今日も私と主人公の春代さんをオーバーラップしたご年輩者のぬくもりのある手。
学校で勉強した日中間のことを思い出し、もっとしっかり学ばなくちゃ(16歳) この気持ちを忘れないで学校の友達にも話します(9歳)と2人の姉弟のまっすぐな若芽のような手。
「神田さんが作り出したあたたかい春代さん〜〜〜もう胸が一杯よ」と亡き杉山先生の奥様道子夫人と握手のあと胸に飛び込んで泣きました。寛い手・・・
人が去った後のロビーは ”華やぎの余香≠ニ次回を迎える”煩雑のプロローグ≠ェ交錯するところ。 (写真は杉山道子様と)