こころ配達

晩秋の雨の日。
私は郵便物をバッグに一杯詰め込んで宅急便店へと。

「いつも沢山でご苦労様！！私たちが集荷に行きますので連絡してくださいよ」とすっかりお馴染みになった配達の人。
「ええ〜〜でも大丈夫。息抜きにちょうどいい運動になりますし」

雨の日は自転車に乗らず歩きます。
移ろう自然に目もくれなかったここ数ヶ月。足元に寄り添うように彩りも可憐な紅葉したサクラの葉　見慣れたお宅の八重椿　今年は台風で甘味は？の大学構内の柿・・・そろそろ大学祭なのか学生さんが何やら楽しそうに往来しています。

人が生きている”ささやかな風物詩�≠�見届けないと〜〜〜だって受付のおばさんのほんの一言「筆文字！凄いですね」で帰路がルンルンの私。「おばさん、風邪の具合は？」と私もさりげなく聞く・・・物事　即行も良し、みち草も良し。

帰りも落ち葉が待っていてくれました。

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