2005/03/24 (木)

千の風の物語

二十日お彼岸の墓参りの後「府中の森芸術劇場ふるさとホール」へ。
ホールの入り口は開場前から沢山の人たちが〜〜。穏やかな天気なので私も並んで待つことにしました。気づくとチケットも求めていなかったのです。

「まあ!直ちゃん 大きくなって・・・」と会場整理をしている彼を見て大きな声を出してしまった私。小学校2〜3年の頃 私の指導で民話を語っていた彼は 今26歳とのこと。母親のミュージカル本番前を実にキビキビと手伝っていました。

知人の知子さんはイタリアで鍛えてきた声楽家。自分の海外経験を生かして「日本在住の留学生を支援し世界の音楽を楽しみ国際交流を」謳いあげ 随分長くその活動をしていらっしゃるのです

多摩交流センター開設10周年記念事業としてミュージカル「千の風の物語」が上演された。知子さんは村の女の役。若い留学生を大勢舞台に出していました。5団体の共同制作で舞台は歌 合唱 管弦楽あり。出演者は厳格なオーディションを受けての素人さんでしたが 実によくまとまり 若さがあり 見事な出来映えでした。

知子さん・・・昨年の今ごろご主人様を癌で亡くされ「追悼のような気持ちです。舞台を笑顔で見守っている主人を偲んでいただけたら」といってましたね。

春の宵 私は一人で貴女のソプラノをいつまでも思い出しつつ帰路につきました。





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