2006/01/12 (木)

まついのりこ先生!

「まあ〜〜!あなた よくここ迄やったね 頑張ったね! ネッ〜 ちょっと腕を叩かせてよ」とポンポン(いやバチバチの感じだった)と私の肩から二の腕を叩いたのりこ先生。「嬉しいわ あなたの事は聞いて知っていたけど・・・よく来てくれた!ありがとう」とまたバシッバシッ!!

まついのりこ先生。児童文学作家 紙芝居作家兼演じ手として日本のみならず世界を駆け巡る。1994年私は紙芝居普及と審査員を兼ねて先生とベトナムの平和研修旅行をご一緒したのです。

以来のり子先生の命を懸けての「平和運動」に共鳴。戦争体験を語りながら烈しいまでの「命の尊さ」を真っ向から私たちに示された。数年共に活動をしたが 当時の私を見て「あなたが本当にしたい事 やりたい事は何?」ズバリ問われた。 私は先生のもとを離れ暗中模索しつつ必死にもがいた。「どうすればいいの・・・」とぼやく日々もあった。

以来10数年先生には会わなかったのです。”紙芝居9条の会”の発足会がある事を知りました。9日私の講演が済んだ後 この日の夜をひたすら待ちました!

会えました。互いに次世代に語り継いでいく使命を背負った者として〜〜。
「もう1度 顔を見せて。そして叩かせて」。
のりこ先生も私も黙ってただ 眼を潤ませるだけでした。




「さちこち」バックナンバー目次へ戻る