2006/01/29 (日)

怒涛 日本海!

先週 1年半ぶりに新潟県柏崎市へ参りました。
「こちらの天候は落ち着き 折角いらしてくださるのに”ライブ日本海”をお見せできず残念です」と連絡があり ふとTVで見る2メートル以上積もる「津南町」と そこは同県?と思ったりしながら 出発しました。

越後湯沢を過ぎる頃から 半端じゃない積雪量に「ほら やっぱり今年は豪雪・・・」と2階の窓あたり迄 積もった雪を新幹線から眺めては 私の胸が詰まってきました。

日本海の落日を!と暢気なことを言ってご案内いただいたのは3年前の9月末。今年の積雪 天候は全く想像を絶する異常とご当地の方が仰るように 同じ場所に居ても”落日”を見るどころではない!
下から巻き上げる雪は松林を唸らせ 風をらせん状に突き上げる。日本海を見下ろす岬に立つ11階建てのホテルの窓がヒュ〜と一晩中鳴る。これぞまさしく”真冬のライブ日本海”

ここで生活をしていらっしゃる知人達が抜けるような雪国の肌をピンク色に染めて 出迎えてくださった。風土は人を創る〜〜と伺ったが どの笑顔も輝き 懐かしみ そして夢に向かう「怒涛のごとき荒波心」も粘り強く しなやかに思えてなりませんでした。
それは約3ヶ月近く 吹雪く粉雪をかき分けてその日を生きていく人たち「特有のもの」に違いありません。
    (米山(よねやま)山を見上げる鉛色の日本海)



 



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