2006/03/31 (金)

「孫文の女」舞台稽古 大詰め!(1)

いつまで2月のままで休止中?そんなに「荷が重い」(前回のタイトル)”さちこち”欄に書き込むのが〜〜?

そんな声が 聞こえてきそう! 裕子さん 那々子さん 真知子さん〜〜ほかいっぱいいっぱい 皆さんゴメンなさい。

3月中旬から ポーランドのアウシュビッツ ビルケナウ そしてウイーンを駆け足で廻ってきました。最後の海外訪問地に残していた 負の遺産場所ーー「アウシュビッツ収容所」。春の雪がタップリ残り 風も頬に冷たく突く この地の話は 後日連載しますね。

海外中も少し気になって ひとりホテルで台詞を覚えていた舞台。西木正明原作「孫文の女」に出演依頼が来たのは 2月でした。唐突な申し出。
お断りするのも 一応お会いしてからと思い 脚本・演出家兼役者でもある永島直樹先生と制作者桑原幸子氏に初見。開口一番「どうしても最後に主人公の母親役が決まらない」と。スケジュール的には空き期間でしたが、焦点を8月の自分の舞台へと向けようと思っていた矢先でしたので お断りを申し上げました。

ところが、話すうち 奥村公延 杉山義法先生とご懇意。公延さんとはその昔 演劇青年として海外演劇祭など 「一銭もないのにひたすら燃えて出かけましたよ」と目尻を下げつつ話される。「帰ってきたおばあさん」の演出の杉山先生は「大学の先輩でもありこの世界で大尊敬する方!!」ときました。

こうくりゃぁ〜 もう首を横には振れません。杉山先生が天国から「困っている人には 進んで”自分で役に立つなら”と引き受けなさい」と仰っているようで・・・・
一人芝居もいいけど ここいらでベテラン役者さん達とがっぷりくんでみるか〜〜。安易に受けたのが これからの「苦しみの始まり」〜〜始まり。
   
  (写真は”遊人塾”主宰 ベテラン役者 住谷正博氏。常にどんな時も ひとりで稽古。大いに学ばされた方)


 


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