2006/06/10 (土)

「トンネルを抜けると〜〜」

昨年から決まっていた 新潟県越後湯沢行き。
どんなに楽しみにしていたことでしょう!
どうか 急な用事が入りませんように〜〜と心底願っていました。

この地を新幹線で通過する時は 大抵大雪。スキー客が滑走している姿を何度も車窓で見ていました。
今回初めて 新緑映えの時期に訪れる事が出来る・・・♪♪
慌ただしい中にも どんな所だろう・・・文豪川端康成が「雪国」を執筆した所は? 部屋は? 元文学少女としては 主人公「島村」「駒子」が 出発前まで眼前をちらつきました。

湯沢の温泉街を見下ろす高台に位置する「雪国の宿”高半”」。
都心は入梅前の蒸し暑さでしたが ここ標高350メートルの湯沢は爽やかな高原の風が 一気に私を包み込みました。

雪国らしい老舗旅館は 川端康成先生が執筆滞在中からは 改装されていますが やはり高層ホテルとは まったく!!と言っていいほど「風情」「味」そして「ぬくもり」が違います。

8百余年の昔から こんこんと沸き出て「たまごの湯」と称される高半の温泉。私はにわか作家の心境で 上越連峰を望みつつ露天風呂に一目散・・・。
(写真: 川端先生直筆の暖簾が”高半”に) 






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