2006/10/21 (土)

玄奘(げんじょう)三蔵院伽藍

世界遺産薬師寺〜唐招提寺の界隈は 何度来ても 天平・白鳳文化が にじり寄ってくるようで落ち着きます。

唐招提寺の東山魁夷画伯の襖絵は 時雨どきに観ました。
薬師寺、玄奘三蔵院伽藍の平山郁夫画伯の大唐西域壁画殿は やや暑いくらいの10月・・・気づけば萩がすっかりこぼれ 境内は「二人しずか」が盛りでした。

最初に見たときは数年前。丁度壁画が完成したばかりでわりとオープンでした。知人と開け広げられた椅子に座り壁画の世界に何時間もいました。
ところが今回は 推察通り ゾロゾロと観光客が列を成しゆっくりなんて立ち止まれません。

平山画伯が30年の歳月をかけて完成された三蔵求法の精神の壁画。
砂塵のシルクロード〜遥けき”我唯足知”の教義の世界。
〜〜さぁっ〜と通り過ごせない奥義を学びたく 知りたく 感じたく 私はまた「心のふるさと」へ何度も足を運ぶ事でしょう。
(写真: 玄奘三蔵院伽藍)




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