2010/12/10 (金)

「ただいま!」(4)

13時入りから待つ事6時間余。大ホールゆえに暖房がなかなかいきわたらない。楽屋へ本番寸前に訪問客があったり〜〜ふるさと公演ならではの嬉しいハプニング続出。

さあピアニストの甘く哀なく上品なショパンのノクターンが流れ始めました。3分あまりの余韻に浸ろうと思う間もなく出番。なぜか喉がカラッカラッツ。今までも時折こんな現象が・・・何度も口角の引きつりと戦いながらの舞台となりました。

圧巻はやはりピアノの演奏「月光」でした。特攻服を着たピアニストはもう「飛び立つ前に1度だけ思いっきりピアノを弾かせてください」と死を覚悟して演奏する隊員そのものでした・・・涙がこぼれて仕方がなかった〜〜帰りのロビーで皆さんが仰った感想です。
写真:(月光演奏中)

ふるさと朝倉市で(3)

今日は地元朝倉市の人権週間の一環として招かれピーポート大ホール(1100名収容)公演です。夜7時45分開演。
朝一に市役所へ市長を表敬訪問。高校の後輩と言う事もありついつい気さくになってしまいます。
森田市長は「明日のうきは公演のチケットは捌けていますか?」と気遣ってくださったりしました。今夜の公演は最後まで鑑賞なさるそうです。

午後会場へ向かうと照明の内田さんなど顔見知りなので懐かしそうに迎えてくれました。演奏中の照明はとても考えてくれていい雰囲気が醸し出されていました。

地元は映画「月光の夏」の撮影場所にもなり当時の小学生はエキストラにかり出されたほど。私の母校甘木小学校は特攻兵が演奏する撮影現場になったのです。だから映画と比較されたり、事実は、云々〜〜諸々が気がかりで地元公演には慎重になっていました。

さあ〜〜開演時間が迫ってきました。 写真:(森田市長、左は垰奔副市長、右ピアニスト中島裕紀さん)


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